2018-01-05 ダルエスサラーム挨拶回り

 午前中は、タンザニア滞在中何かとお世話になる旅行代理店JATA Toursに挨拶に伺い、滞在中の予定確認や連絡先の交換を行いました。最近の政情や治安状況を伺い、問題なしとの事で一安心。
 次に、市内のVodaショップにて携帯電話とモバイルルーターの購入・契約。タンザニアは近年スマートフォンの普及が著しく、都市部の人々はほぼ100%所持しているそうです。地方でも電子マネーとのセットでどんどん普及しており、こと電子マネーの普及率という点ではもしかしたら日本並みかもしれません。通信業者も複数の会社がシェアを争っており、おかげさまでそこそこ安価に通信環境が整います。モデムと携帯電話、30日間50Gの通信プランの契約全て込みで30万シリング(1万5千円くらい)。SIMカードの購入にはパスポート番号の登録と顔写真が必要になります。どうやら、複数のSIMカードを使い分けた詐欺があり、それを防止するための措置のようです。

 携帯の登録で午前が終わり、次はダルエスサラーム郊外に位置するクンドゥチに移動します。ここに共同研究機関であるタンザニア水産研究所(TAFIRI)があり、総所長Tamatamah博士との面会が本日の主目的です。現地調査をスムーズに進めるのに最も大切なのは、相手国研究機関との信頼関係を築く事。TAFIRIとは長年の交流がありますが、Tamatamah総所長は昨年就任したばかりでまったくの初対面。気合を入れて赴きます。

 タンザニア都市部はすごい渋滞で、じりじりと車を走らせます。左側通行のためか日本の中古車が大人気で、見たところ8割以上は日本車です。20㎞弱の距離を1時間半かけて、ようやく到着。東工大で学位を取り長年の付き合いがあるMzighani博士は不在で会えませんでしたが、Tamatamah博士とは無事面会が叶いました。我々の研究プロジェクトについて説明し、どのような協力体制を敷くかについて30分ほど議論しました。Mzighani博士が前もって説明してくれていたため、非常に好意的な回答をいただき、我々の調査に対するTAFIRIの全面的なサポートが貰える事になりました。まずは一安心です。夕刻になり、ダルエスサラーム市内に帰還。市内に帰宅するTAFIRI研究者を数名拾って一緒に帰ります。タンザニア人はおしゃべり大好きで、帰宅までの1時間半車内は大変賑やかでした。

2018-01-07 Mzighani博士面会