ハリネズミゲノムプロジェクト

 二階堂研の研究テーマの一つである「体毛の針化に関わる平行進化の分子メカニズム」は,二階堂研が始動してから現在まで,メンバーが代々研究を引き継いで着実に成果を積み重ねています。次のステップとして,体毛の針化に関わる遺伝子を特定するため,ヨツユビハリネズミの高精度なゲノム配列を決定する必要があり,ゲノム解析のプロフェッショナルである郷康広特任准教授(自然科学研究機構・生理学研究所)協力の下で全ゲノム配列決定のプロジェクトが始動しました。

 第一段階として高品質の超長鎖DNAを抽出するため,当研究室の黒瀬さんが生理学研究所にてゲノム抽出を試みました。様々な器官,様々な条件でDNAを抽出を試みるため,2週間生理研究所に缶詰めで実験です。

抽出したDNAサンプルを郷先生に預け,シーケンスを依頼してスケジュールを終えました。良い結果が出ますように!