調査目的の1種であるビクトリア湖在来ティラピア(Oreochromis esculentus)が生息するLake Malimbeへはボートでたどり着けないため、ゴムボートを自動車で輸送します。そのための陸路下調べと情報収集を兼ねて、Malimbe近郊に住む旧友を訪ねました。まずはTAFIRI先代ドライバー、Marco邸へ。半年前に定年退職したばかりで、今回ドライバーを務められなかった事を残念がってくれました。タンザニア人の常として客人の歓待が大好きで、話の合間に次から次へと食べ物飲み物が振舞われてすっかりおなか一杯になりました。「inatosha, nimeshiba sana!(もう結構、満腹です)」と腹を抱えるととゲラゲラ笑いながら開放してくれました。
次にTAFIRIでアルバイトをしていたAbel宅へ。前回調査時にはゲストハウスの管理を主に勤めていたのですが、庭いじりが好きで休日もゲストハウスにやって来ては庭を耕すので「今日は何を植えたの?」等と雑談をしたものでした。「結婚したい人がいるんだけど婚資が貯まらない(タンザニアでは、結婚の際男性が女性の実家に金品を送る習慣が残っています)」と嘆いていたのですが、その後無事結婚しており、奥さんと小さな娘さんが一緒に出迎えてくれました。そこで金が尽きたのか、自宅はもっぱら日曜大工で製作中との事。「まだ電気が通ってないから今年は電線を敷く予定なんだ」と楽しそうに語ってくれました。ここでもまた食事が振舞われそうになったので「さっきMarcoの家で沢山食べてきたところなんだ!」と断りを入れ、それでもとパンとジュースを振舞われたので、頑張って腹に収めた後に別れを告げました。
肝心のMalimbe情報収集は大して進展しませんでしたが、旧友がみな元気でやってるのを知り満足しつつ帰宅しました。
2018-01-21 風景写真など