2018-01-16 「すぐ出来る」は明日できる 「明日できるは」いつになる?

 今日は朝から晴天です。さあ今日こそは湖に出るぞ、と意気込んでいたらMrosso氏から再び悲しいお知らせ。「まだ修理が終わってないからしばらく待って、だって」。久々に思い出しました、タンザニアの「すぐ出来る」「すぐ近く」は全くあてにならないという事を……。
 私の個人的な見解ですが、これ、悪気があってやってるんじゃないんです。第一に彼らに「納期は守らないといけない」という概念が希薄な事(これはむしろ、日本人が例外的に神経質なんだと思います)、そして第二に、彼らの素朴なサービス精神によるものです。「すぐ出来る」と言っておけば大抵顧客は喜んでくれますし、、期日が守れなかったからといって烈火のごとく怒るタンザニア人はほとんど居ませんから。
 申し訳なさそうなMsorro氏に「Haina shida (大丈夫), I know this is Tanzania」と返し、引き続き電話で催促を続けてもらうよう依頼しました。そして予想通り、午前中に間に合わなかったので今日もアシスタントに解散の号令。午後に入ってからも引き続き催促を続けてもらったところ、14時半になって「完了したよ! 16時には作業所閉まっちゃうから早く取りに来てよ」と連絡が。慌てて自動車に船外機を積み込み、帰宅したアシスタントを拾いなおして工務所に出発します。修理されたボートに船外機を取り付けて、アシスタントのMhoja Mohamed両氏にはそのままボートでTAFIRIに帰還してもらい、私とドライバーは空になった車で戻る予定です。
 時間ギリギリになって工務所に飛び込んで、「あー間に合ったまだ閉まってなかった!」と喜んでいたら、青いペンキで装いを新たにしたわれらのボートが出迎えてくれました。周囲には工員が集まり、さらにペンキを上塗りし……あれ? 「修理完了したって聞いたから取りに来たんだけど……」「まだだよ?」やられました……度重なる電話攻勢に辟易した技官が、現場を確認せず「もういいよ」と言ってしまったようです。リリースするはずだった船外機とアシスタントを乗せたまま、すごすごと引き返す事になりました。

街中まで来て手ぶらで帰るのも勿体ないと思い、ドルの換金や事務用品の補充などを行い、高級スーパーでちょっとお高いフルーツジュースやカシューナッツなど買って帰りました。今日はやけ酒ならぬやけジュースです(私はアルコール全然飲めないので)

2018-01-17 ようやっと調査再開