タンザニア・フィールドレポート2023 その2

 朝一でホテルを出て,ダルエスサラーム北部の町,クンドゥチに向かいます。長年の調査パートナーであるタンザニア水産研究所(TAFIRI)本部への訪問が目的です。
 朝のダルエスサラームは都内に向かう車で大渋滞を起こしていますが,町から郊外に向かう道路はガラガラなので快適に進みます。30分ほど車を走らせ,目的地にたどり着きました。今回の渡航の第一目的であるTAFIRI新所長Kimirei博士への面会……と意気込んでいたのですが,不在につき空振り。もちろんアポは取ってますが,現場にいくと何故か居ない……というのはタンザニアあるあるです。めげずに所内を訪ね歩き,研究部長のKishe博士と面会が叶いました。2006年の調査からの付き合いですが,ほぼ10年ぶりの再会です。再会を喜び合った後,所長代理として共同研究の打ち合わせを引き受けて下さいました。
 1時間ほどの面会を終えて,軽く所内を見学。残念ながら多くの知人は出張もしくは調査中で不在でしたが,Mwakosha博士が出勤していたのでラボを訪問。5年ぶりの再会で大いに喜んでもらえました。5年前の訪問では無かった立派な研究棟を案内してもらい,ここ5年の話を交わして今日のTAFIRI訪問を終了。ホテル帰還後,Kimirei博士から明日朝に会えるとの連絡を貰ったので挨拶回りは1日延長です。