2018-01-25 Malimbe遠征準備など

 昨日の疲れで少し寝坊。9時過ぎにラボに向かいました。今日は標本整理と明日のLake Malimbe遠征準備に充てます。
 形態測定用の魚体標本はホルマリンで固定されます(1月13日記事参照)。最初の数日は,伸ばした魚体やひれが曲がらないよう体を横にした状態を保持し,ホルマリンが浸透しやすいようスペースに余裕のあるコンテナで保管されますが,採集個体が多いため固定完了した標本は頭を下にして縦置きし,標本瓶に詰め込んでいきます。連日100個体近い標本を採集しているので,あっという間にスペースが埋まっていきます。この時,余裕があれば形態測定や手動手の見直しなども行ないます。

昨日固定したシクリッド標本。時間が無く大雑把な固定処理をしたせいで,背鰭臀鰭が伸びきらず畳んでしまっています。口が開いているのは酸欠死したためで,これも標本としてはよろしくありません
昨日処理しきれず氷漬けのままにしておいたナマズ達。体表の粘液が剥離して水がドロドロになっています。この粘膜のせいでホルマリン浸透が若干遅く,固定に手間取ります

 午後からは昨日に引き続きMalimbeの下見。果たして草刈は無事終了したのだろうか,と若干不安だったのですが,到着してみると立派な道ができていました。自慢げな顔の農民に先払いの2万シリングを支払い,「明日もよろしくね!」とお願いして引き返しました。
 明日はいよいよLake Malimbe調査です。ゴムボートを準備する手間を考えてると,いつもより早めに出発せねばなりません。今日も早めに就寝する事にします。

2018-01-26 Malimbe調査